2人の出会いは2010年に遡ります。共通の知人を介した食事会がスザンヌと斉藤和巳の馴れ初めでした。当時、福岡ソフトバンクホークスのエースとして2度の沢村賞を獲得しながらも、右肩の重傷と過酷なリハビリに挑み続けていた斉藤和巳。そのストイックな闘病生活と男らしさにスザンヌが惹かれ、明るく無邪気な笑顔で包み込むスザンヌの存在が、孤独なリハビリと戦う斉藤和巳の大きな心の支えとなりました。
2011年12月1日、2人は晴れて婚姻届を提出。福岡市内での披露宴は華やかさを極め、多くの野球関係者や芸能人が門出を祝福しました。しかし、結婚当初から一部メディアが危惧していた懸念事項がありました。それが斉藤和巳の前妻と子供をめぐる過去の経緯です。
斉藤和巳は2006年に前妻と離婚しており、その際にも慰謝料や養育費、家庭環境の変化を巡る複雑な背景が週刊誌等で報じられていました。前妻との間にも子供がいたことから、ステップファミリーとしての責任や過去の家庭問題に対する世間の目は厳しく、2人の新婚生活には最初から一定の緊張感が漂っていました。それでもスザンヌはアスリートフードマイスターの資格を取得するなど、夫を献身的に支える良妻として奮闘を続けました。
しかし、2013年9月に斉藤和巳が現役復帰を断念し、支配下登録を解かれて引退を表明。「正直ケガして良かった」と語るほど壮絶なリハビリ生活に終止符を打ったことで、夫の精神的な軸足が大きく揺らいだ時期と、スザンヌの妊娠・出産期が重なることになります。家庭内における精神的支柱のズレが、静かに進行していった時期でした。