いま、国内観光産業の現場では、単なるレジャー消費から内省や精神的回復を求める旅へと人々の関心がシフトしている。神社本庁が守り伝える伝統的な祭祀の空間を尊重しながら、岡山県観光連盟も吉備路の歴史回廊を巡る体験型コンテンツの充実に注力し始めた。
旅行予約サイトのじゃらんnetでは、岡山エリアの宿と社寺巡りを組み合わせた宿泊プランが好調な動きを見せている。YouTubeなどの動画メディアでも、早朝の参道風景や凛とした祈りの所作を記録した映像が国内外で再生回数を伸ばす。神道・宗教ツーリズム産業の広がりは、地域の文化遺産を保護し次世代へと継承するための強固な経済的基盤にもなりつつある。