ティーカッププードルを飼育する際、一般的な中型犬や大型犬と同じ感覚で接すると重大な事故につながります。初心者が迎えるにあたり、徹底すべき4つの管理プロトコルが存在します。
1. 住環境の徹底的なバリアフリー化
フローリングの床には必ず高密度の滑り止めマットやクッションフロアを敷き詰めます。ソファやベッドにはスロープやステップを設置し、それでも飛び降りる恐れがある場合は居室への立ち入り制限やサークル飼育を徹底してください。抱っこする際も、滑り落ちないよう両手でしっかりとホールドする習慣付けが必須です。
2. 厳密な室温・湿度管理
体表面積に対して筋肉量が少なく体温調節機能が未熟なため、温度変化に極めて敏感です。エアコンと湿度計を活用し、年間を通じて室温22〜25℃、湿度50〜60%を維持します。冬場の底冷えや夏場の冷房直風は即座に体調不良を招くため、ケージの設置場所にも配慮が必要です。
3. 低血糖を防ぐ給餌管理とブドウ糖の常備
生後半年頃までは、ふやかした高栄養フードを1日3〜4回に分けて規則正しく与えます。食欲不振や嘔吐が見られた場合は即座に対処できるよう、動物用ブドウ糖シロップやニュートリカル(高カロリーペースト)を常備し、ぐったりしている際は歯茎に塗布して速やかに動物病院へ搬送できる体制を整えておきます。
4. 定期的なトリミングと歯磨き習慣
シングルコートの被毛は抜け毛が少ない反面、毛が伸び続けるため月1回のプロによるトリミングが欠かせません(月額費用:8,000円〜15,000円程度)。また、顎が小さく歯石が溜まりやすいため、子犬期からの毎日のデンタルケア(歯磨きシート・歯ブラシ)を怠ると、3〜4歳で重度の歯周病になり抜歯が必要となります。