臨床の現場やSNS上のコミュニティでは、発症直後の激しい動揺を記録した手記や投稿が数多く見受けられます。
「朝起きたらお腹一面に発疹が広がっていて、パニックのあまり救急外来に駆け込んだ」「職場の同僚にうつしてしまうのではないかと怯え、長袖を着込んで隠していた」といった生々しい告白は後を絶ちません。発疹の広がり方が急激であるため、視覚的なショックから「治らない難病にかかったのではないか」と強い精神的苦痛を感じる患者が多いのが実情です。
しかし、医学的に確認されている事実として、ジベル薔薇色粃糠疹が他人にうつる(感染する)ことは一切ありません。体内に潜んでいたウイルスの自己免疫的反応であるため、家族との同居、タオルの共用、入浴、性交渉などを通じて他者へ感染するリスクは皆無です。周囲への感染拡大を恐れて孤立したり、過度な消毒を繰り返す必要はありません。