健康志向の落とし穴!黒糖の過剰摂取が招く血糖値スパイクの罠にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

黒糖の主成分は、精製された白砂糖と何ら変わらない「ショ糖」である。未精製ゆえにミネラル分が残存しているとはいえ、成分の80〜85%前後は純然たる糖質だ。口から体内に入れば瞬時にブドウ糖と果糖へ分解され、血流へと一気に流れ込む。

問題視されているのがGI値の高さだ。基準となる白砂糖のGI値が約65〜70であるのに対し、黒糖も約55〜65前後の「中〜高GI食品」に分類される。摂取後の血糖値の上昇速度において、両者に劇的な隔たりは存在しない。日本糖尿病学会が繰り返し指摘するように、急峻な血糖値スパイクは血管内皮を傷つけ、将来的な動脈硬化や血管老化の引き金を引く。茶色い見た目が醸し出す心理的安心感が油断を生み、結果として過剰なインスリン分泌を強いられているケースは極めて多い。