多くの外国人客が誤解しているのが、「合法的な店舗であれば、外国人でも日本人と全く同じ条件で利用・勤務できる」という思い込みだ。日本の法制上、客としての利用と、従業員としての勤務には天と地ほどの隔たりが存在する。
まず「客」としての利用において、日本の法律が外国籍であることのみを理由に風俗サービスの享受を禁じる規定はない。しかし、店舗側には契約自由の原則に基づき「日本語での意思疎通が不可能な客の入店拒否」や「パスポート提示を条件とする利用規約」を設ける権利が認められている。これを不当な差別と誤認した外国人客が警察沙汰を起こすケースが後を絶たない。
より深刻なのが「勤務(キャストやスタッフ)」に関するルールだ。日本の夜の街で働く外国人女性や男性スタッフの多くは、極めて限定された在留条件のもとでしか就労が許されていない。知らずに違法なスカウトに誘われ、逮捕や強制送還に怯えながら働くケースが水面下で急増しているのが実態だ。