最愛の父であるコブラ王が世界会議で死亡した事件は、アラバスタ王国に修復不可能な爪痕を残しました。表向きには革命軍参謀総長サボが暗殺の濡れ衣を着せられていますが、真実を知る者はごくわずかです。
国王を失い、正統後継者であるビビ王女も行方不明となった現在、アラバスタ王国は「国家指導者不在」という未曾有の危機に直面しています。ペルやチャカをはじめとする護衛隊が懸命に国内の統制を維持しているものの、世界政府からの締め付けや監視の目は一段と厳しさを増しています。
さらに、Dr.ベガパンクの暴露放送によって「世界は海に沈む」という衝撃の真実が明かされたことで、広大な砂漠気候を誇るアラバスタの地理的価値や避難先としての位置付けも激変しています。祖国の平穏を取り戻すためにも、ビビが表舞台へ生還することはアラバスタの民にとって絶対の希望となっています。