扉を開けると、そこには昭和の温もりが残る趣深いログハウス空間が広がる。しかし、何と言っても最大のハイライトは、圧倒的な開放感を誇る屋外のオープンテラス席だ。標高1,820mの澄みきった風が吹き抜けるデッキからは、緩やかな起伏を描く霧ヶ峰高原の湿原と、遠くに聳える車山や八ヶ岳の雄姿が一望できる。
この雲上の特等席で味わいたいのが、サイフォンで一杯ずつ丁寧に淹れられる本格コーヒーだ。深みのある香味が鼻腔をくすぐり、爽快なパノラマ絶景と見事に溶け合う。寒暖差のある山上で、心地よい静寂に包まれながら温かいカップを両手に抱える体験は、まさに旅人が探し求めていた「至高の一杯」にふさわしい。