結婚以降、ふたりの仕事選びにはより一層の深みと自由度が加わった。星野源は大手芸能事務所のアミューズに所属しながら、音楽制作、執筆、俳優業、さらにはラジオパーソナリティとしての発信を自律的にコントロールしている。自らの内省的な思考をストレートに音楽や言葉に落とし込む姿勢は、年々ソリッドさを増している。
一方の新垣結衣も、長年所属したレプロエンタテインメントとの契約形態を変更し、自らの意思とペースを最優先にした活動方針へと舵を切った。大作映画や話題作に連続して出演するペースから距離を置き、心から共鳴できる企画を厳選して参加するその姿は、キャリアの円熟期を迎えた表現者としての気品に満ちている。