寛永9年(1632年)、熊本藩主・細川忠利公は滋養強壮を求めていた。病弱だった忠利公に、僧侶の玄宅和尚が献上したことからはじまる。蓮根の輪切りが細川家の紋章である「九曜紋」に似ていたことから、当時は門外不出の秘伝食とされた。滋養に富み、血管を強くし、喘息にも効くとされた効能は、現代の栄養学でも証明されている。
ビタミンCや食物繊維、タンパク質、そして辛み成分のシニグリン。これらが複合的に作用する。2026年の今、健康志向の高まりとともに「伝統の機能性食品」として世界的な研究対象にもなっているのだ。