学芸大学Book and Sons徹底解剖|タイポグラフィ古書の真価の注目ポイントを分かりやすくまとめてご紹介します。

学芸大学エリアは、個性的な個人書店やベーカリー、ヴィンテージショップが点在する都内有数のカルチャータウンとして知られています。その中にあって、タイポグラフィ専門古書店という極めて特化型のコンセプトを掲げながら独自の存在感を放っているのが「BOOK AND SONS」です。

多くのクリエイターを惹きつける最大の理由は、母体であるデザイン制作会社の審美眼が隅々まで行き届いた「編集力」にあります。単に古い本を陳列するのではなく、スイス・スタイルに代表される近代タイポグラフィの古典的名著から、ドイツ、オランダ、アメリカなどで出版されたグラフィックデザイン史の重要文献、さらには現代作家のインディペンデントな作品集まで、文脈を持ったキュレーションが施されています。

「画面上では把握しきれない紙の質感、インキの乗り、フォントのスペーシング(文字詰め)の美しさを直接手に取って確認できる場」として、現役のデザイナーたちが制作のインスピレーションを得るための実用的なアーカイブとしても重宝されています。実店舗ならではの偶然の出会いと知的好奇心を満たす設計が、クリエイティブ業界内外からの絶大な信頼につながっています。