費用倒れで後悔しないために、ベテラン会員たちが実践しているポートフォリオ管理の知恵がある。最重要ルールは「1頭に全財産を注ぎ込まず、世代あたり2〜3頭に分散する」ことだ。
1頭だけに80万円を投じた場合、万が一その馬がデビュー前に頓挫すれば回収率は完全にゼロとなる。だが、400口・500口クラブを活用し、1頭あたり5万〜8万円の馬を複数頭に分散出資すれば、どれか1頭が勝ち上がって出走手当や特別出走手当を稼ぎ、全体の維持費負担を緩和してくれる可能性が高まる。
また、クラブ選びにおいては「入会のしやすさ」と「実績」のバランスを見極める必要がある。人気が沸騰している社台系クラブでは、実績制(過去の出資総額に応じた優先権)や厳しい抽選枠が存在し、目当ての馬に出資すること自体が困難なケースも多い。自分の年間の競馬予算がいくらで、毎月トレセン情報をどう楽しみたいのか。背伸びをしない身の丈に合ったクラブ選定こそが、長く楽しむための防波堤となる。