宇宙Sixの歴史を語る上で欠かせないのが、目黒蓮の「Snow Man兼任」から「完全移籍・脱退」に至る激動の8ヶ月間です。2019年1月、滝沢秀明氏の意向により、目黒は向井康二、ラウールと共にSnow Manへ電撃加入。この際、目黒は「どちらのグループも中途半端にはしない」と強い覚悟を口にし、過酷な兼任生活をスタートさせました。
当時の目黒のスケジュールは、昼に宇宙Sixの単独公演のリハーサルを行い、夜にSnow Manの舞台『滝沢歌舞伎ZERO』の稽古に合流するという限界を超えたものでした。特番インタビューや自著・手記で後に明かされた「当時は睡眠時間が2時間取れれば良い方で、移動中の新幹線だけが身体を休める場所だった」という生の告白は、当時の切迫感を物語っています。
そして迎えた2019年8月8日、東京ドームで開催された『ジャニーズJr.8・8祭り』。Snow Manのメジャーデビュー決定が発表されたその日、目黒蓮の宇宙Six脱退およびSnow Man専任が正式発表されました。ステージ裏で目黒を温かく抱きしめ、涙を流しながら送り出したのが、同期であり無二の相棒だった原嘉孝でした。
ファンの間で「はらめぐ」と称された二人は、同期入所でありながら長年スポットライトが当たらず、互いに励まし合って這い上がってきた間柄です。原は後に雑誌の対談で「アイツがどれだけプレッシャーを背負って戦っていたか一番近くで見ていた。だからこそ、Snow Manとして天下を獲りに行ってほしかった」と語っています。ネット上で一部囁かれた「裏切り」や「確執」といった憶測とは裏腹に、送り出す側と巣立つ側の間には、長年の苦楽を共にした者にしか理解できない強固な信頼関係が築かれていました。