現在、円楽一門会(正式名称:五代目円楽一門会)は、顧問格の重鎮から若手前座まで50名以上の落語家が所属する一大勢力として活動を続けています。2022年9月に六代目三遊亭円楽(元・楽太郎)が惜しまれつつ世を去った後、組織の分裂や弱体化を懸念する声も一部で上がりましたが、現場の結束はむしろ強固になりました。
最高顧問的ポジションで一門を牽引するのは、テレビ番組『笑点』のピンクの着物でおなじみの三遊亭好楽です。好楽は八代目林家正蔵(後の林家彦六)の弟子から五代目圓楽門下へ移籍した経緯を持ち、一門内外に太いパイプを持つ調整役として絶大な信頼を集めています。
そして現在の最大のトピックは、好楽の長男であり入門時から端正な芸風と圧倒的な手数で評価されてきた三遊亭王楽が「七代目三遊亭円楽」を襲名したことです。大名跡の継承により、一門の看板としての求心力が一気に回復。これに脇を固める人気真打が加わり、盤石の布陣が完成しました。
円楽一門会の主要な構成メンバーは以下の通りです。
- 重鎮・相談役クラス:三遊亭好楽、三遊亭円窓門下系、三遊亭鳳楽など五代目直弟子たち
- 大看板・人気実力派:七代目三遊亭円楽(元・王楽)、三遊亭兼好、三遊亭萬橘
- 中堅・精鋭陣:三遊亭好太郎、三遊亭兼太郎、三遊亭好の助、三遊亭楽天など
一門の活動拠点としては、毎月1日から15日にかけて開催される「両国寄席」(お江戸両国亭)が神聖なホームグラウンドとして機能しており、若手の育成からベテランの円熟芸までを定点観測できる場として落語ファンに親しまれています。