1997年、名門ライジングプロダクションから鮮烈なデビューを飾ったDA PUMP。彼らの登場は、当時の日本の音楽シーンに走った巨大な稲妻だった。『Feelin' Good -It's PARADISE-』や、今なお歌い継がれる永遠の名曲『if...』など、ブラックミュージックのエッセンスを散りばめたハイクオリティな楽曲群は、瞬く間に日本中を席巻した。
なかでも宮良忍は、しなやかな身のこなしと端正なルックス、親しみやすい人柄でグループのムードメーカーとして絶大な支持を集めた。1998年に公開された映画『アンドロメディア』ではSPEEDのメンバーらと共演を果たし、単なるミュージシャンにとどまらない表現者としてのポテンシャルを遺憾なく発揮。日本武道館のステージや数々の音楽賞を総なめにする多忙を極める日々のなかで、彼の心には常に故郷・八重山の風景が焼き付いていたという。