月下美人を育てていると、肉厚だった葉(葉状茎)がペラペラに薄くなり、縦に細かいシワが入ってしまうトラブルが頻発します。この現象は株が水分を吸い上げられていないサインですが、原因は真逆の2パターンに分かれます。
【パターンA:単純な水切れ】
用土が乾ききっており、鉢を持ち上げると非常に軽い状態です。この場合は、鉢底から水がしっかり抜けるまでたっぷりと水やりを行えば、早ければ2〜3日、遅くとも1週間程度で葉にハリが戻り復活します。
【パターンB:過湿による根腐れ】
土が湿っているにもかかわらず葉にしわが寄り、株元がグラグラしている状態です。低温期の過剰な水やりや排水不良により根が腐敗し、水分を吸い上げる器官そのものが失われています。
根腐れから株を復活させるには、以下の緊急処置を行います:
- 鉢から株を抜き、古い土を優しく落として黒く変色・腐敗した根を清潔なハサミで全て切り落とす。
- 根元を日陰で1〜2日乾かした後、水はけの良い清潔なサボテン用培養土や赤玉土主体の用土に植え替える。
- 植え替え後5〜7日間は水やりを断ち、明るい日陰で養生させてから徐々に給水を再開する。