定期テストや大学入学共通テスト対策として、絶対に落とせないのが文法知識です。特に「係り結び」と「反語」の識別は最頻出ポイントとなります。
【品詞分解】
- 月(名詞)
- や(係助詞:反語)
- あら(ラ変動詞「あり」の未然形)
- ぬ(打消の助動詞「ず」の連体形 ※「や」の結び)
- 春(名詞)
- や(係助詞:反語)
- 昔(名詞)
- の(格助詞)
- 春(名詞)
- なら(断定の助動詞「なり」の未然形)
- ぬ(打消の助動詞「ず」の連体形 ※「や」の結び)
- 我が身(代名詞+格助詞)
- ひとつ(名詞)
- は(係助詞)
- もと(名詞)
- の(格助詞)
- 身(名詞)
- に(格助詞)
- し(サ変動詞「す」の連用形)
- て(接続助詞)
文法上の最重要事項は、上句の「月やあらぬ」「春や昔の春ならぬ」に見られる係助詞「や」と打消の助動詞「ず」の連体形「ぬ」による係り結びです。「〜や…ぬ」の形は疑問ではなく「反語(〜だろうか、いや〜ではない)」として解釈します。「月は昔の月ではないのか、いや昔と同じ月だ」と強調することで、変わらない自然の巡りと、激変してしまった自らの境遇との対比が成立します。