世界中で愛されたテックメディアがなぜ突如として日本市場から撤退せざ me ざるを得なかったのか。その背景には、米国における巨大メディア企業の目まぐるしい事業再編劇が存在する。
かつてAOL傘下に入り、その後Verizon Mediaのポートフォリオの一部となったブランドは、親会社の資本戦略や組織統合の波に翻弄され続けた。特に日本国内においては、Yahoo! JAPANとの複雑なアライアンスやライセンス関係、さらには投資ファンドによる買収劇に伴うグローバルコスト削減の煽りをダイレクトに受ける格好となった。利益が出ていないから潰されたわけではない。巨大資本の論理によって、ローカル拠点が整理対象へと組み込まれてしまったことが、閉鎖の直接的な要因だったのだ。