エンジンブレーキの仕組みと正しい使い方|下り坂で事故を防ぐ必須知識の全貌を丁寧に掘り下げてご紹介します。

AT車に乗っていると「エンジンブレーキをどうやってかけるのか分からない」という声も多く聞かれます。基本は非常にシンプルで、アクセルペダルから完全に足を離すだけでも緩やかなエンジンブレーキがかかりますが、下り坂や前走車との車間調整では適切なシフトダウンのやり方を身につける必要があります。

フロアシフトレバー車の場合、通常走行の「D(ドライブ)」から、レバーを動かして「S(スポーツ/セカンド)」や「L(ロー/低速)」、「B(ブレーキ)」へ切り替えます。ギアが1〜2段階下がることでエンジンの回転数が上がり、「クーン」という唸り音とともに明確な減速Gが発生します。

手元のステアリング裏に装備されたパドルシフトでの減速と使い方も簡単です。走行中に左側の「−(マイナス)」パドルを手前に引くだけで、瞬時にギアが1段下がり、強力な制動力が立ち上がります。下り坂の勾配に合わせて「−」を2回引いてさらにギアを落とし、平坦路に戻ったら右側の「+(プラス)」パドルを引くか、自動復帰するのを待つだけでスムーズな速度コントロールが可能です。