二人の出会いは1991年に放送されたテレビ朝日系の人気連続ドラマ『七人の女弁護士』での共演でした。当時、清潔感あふれるヒロインとして絶大な支持を得ていた賀来千香子と、硬派で爽やかな二枚目俳優として頭角を現していた宅麻伸。この宅麻伸と賀来千香子の馴れ初めは、共演を通じて互いのプロ意識と誠実な人柄に惹かれ合った王道ともいえる恋愛劇でした。
約3年の交際期間を経て、1994年1月にゴールイン。挙式・披露宴は豪華絢爛を極め、テレビ中継されるほどの熱狂をもって迎えられました。当時、ワイドショー各局のリポーターからの問いかけに対し、宅麻伸は「彼女の明るさと、家族を大切にする優しさに救われた」と語り、賀来千香子もまた「包容力があり、嘘のない姿勢に全幅の信頼を置いている」と満面の笑みを見せていました。
しかし、新婚当初の華やかさの裏で、家庭内には徐々に異なる空気が漂い始めます。一部メディアでは不妊治療への取り組みや子供を巡る葛藤が取り沙汰されたこともありましたが、公式に詳細が語られたことはありません。夫婦二人きりの生活が定着するにつれ、仕事に対するストイックな姿勢と日常の過ごし方に少しずつ齟齬が生じ、結婚当初に抱いていた理想像と現実のギャップが広がっていきました。