彼女の身体美に対する世間の関心が最高潮に達した契機といえば、41歳で発表した写真集『Just as a flower』(宝島社)に他なりません。写真家・沢渡朔氏が撮影を手掛けた同作は、従来のグラビアの枠組みを根底から覆す、極めてアート性の高い作品として出版界に大きな衝撃を与えました。
発売当時、ネット上では「どこまで露出しているのか」といった下世話な関心も先行しましたが、ページを開いた読者を待っていたのは、一切の媚びを排除した生々しくも美しい肉体美でした。豊かなバストラインや引き締まったヒップ、背中の曲線美など、余分な脂肪を削ぎ落としたアスリートのような肉体と成熟した女性の艶やかさが見事に同居しています。
露出の限界を攻めること自体が目的ではなく、「女性が自分自身の身体を愛し、誇りを持つこと」を表現した本作は、結果として同世代の女性層からも圧倒的な支持を獲得。単なる噂話の消費対象から、自立した女性のシンボルへと評価を決定づけるマイルストーンとなりました。