異常な執着を見せる犯行手口から、専門家やプロファイラーによっていくつかの犯人像と犯行動機が推測されています。
第一に指摘されるのが、強い隠蔽工作と土地鑑です。遺棄現場となった旧本城村の山林は、主要幹線道路から外れた入り組んだ林道であり、見通しが悪く夜間は完全な暗闇に包まれます。土地の地理に不案内な外部の人間が偶然迷い込んで遺棄する場所としては極めて不自然であり、現場周辺の地理に精通した人物、あるいは事前に綿密な下見を重ねた人物である可能性が極めて濃厚です。
第二に、単独犯か複数犯かという点です。成人の遺体を人知れず解体・梱包し、山中深くまで運搬して投棄するには、相当な肉体的・精神的負荷が伴います。車輌の利用は確実視されており、運搬や遺棄を手助けした共犯者が存在する可能性も排除できません。
さらに、遺体をバラバラにする行為は、単なる死体損壊にとどまらず「身元が割れることで直ちに自分に捜査の手が及ぶ近親者・知人関係」である動機を強く示唆しています。怨恨や男女関係のトラブル、金銭トラブルの末に偶発的に殺害してしまい、発覚を恐れて遺体を解体したというシナリオが有力視されています。