今、店頭で最も注目を集めているのが、役目を終えた車両の部品を再利用したプロダクト群だ。かつては鉄道マニアのコレクションアイテムだった「廃車部品」が、デザイナーの手によってモダンな生活雑貨へと生まれ変わっている。
例えば、引退した特急列車のシートレザーを使ったトートバッグ。長年の使用に耐え抜いたタフな素材感と、独特の風合いがビジネスパーソンの間で話題を呼んでいる。傷や擦れ跡が、世界に一つだけの「味」として評価される時代なのだ。大量生産・大量消費に対するカウンターとして、このストーリー性のある商品群が深く刺さっている。