境内を無駄なく巡り、神仏習合や神道儀礼に基づいた恩恵を授かるためには、正式な順路の把握が不可欠です。
一般的な本殿参拝では、まず手水舎で身を清め、太鼓橋を渡った後、「第三本宮・第四本宮(手前並列)」から「第二本宮」、そして最も奥に位置する「第一本宮」へと進む、あるいは格式の順序として「第一本宮から第四本宮へ順番に参拝する」二つのアプローチが認められています。社務所の見解でも厳格な罰則規定はなく、四社すべてに敬意を払って拝礼することが最重要とされています。
また、関西の商業者を中心に絶大な支持を集めるのが初辰まいり(はったつまいり)です。毎月最初の「辰の日」に、種貸社(資金調達・種まき)、楠珺社(商売発達・育成)、浅沢社(芸能・美容・女性守護)、大歳社(集金・大願成就)の四社を順番に巡拝します。特に楠珺社で授与される陶器製の「招福猫(しょうふくねこ)」は、奇数月が左手(人を招く)、偶数月が右手(金を招く)を挙げており、48体(48ヶ月=4年)集めると「大願成就」として満願成就の大型猫と交換できるシステムとなっています。