2023年12月30日、膠原病の一種である急速進行性間質性肺炎のため、八代亜紀さんは73歳で急逝しました。訃報が年明けの2024年1月に公表された際、世間の耳目を集めたのが「元夫・増田登氏はどのように対応したのか」という点でした。
葬儀は八代さんの強い遺志により、ごく限られた事務所スタッフと近親者のみによる密葬形式で執り行われました。現場関係者の証言によると、増田氏はこの密葬の主導権を握る立場にはなく、公の場に姿を現して囲み取材に応じることもありませんでした。すでに籍を抜いてから3年近くが経過していたこと、そして事務所の経営権を完全に手放していたことから、元夫として前面に出ることを自ら強く自制し、陰ながら冥福を祈る姿勢を取ったとされています。
また、ネット上で一部憶測を呼んだのが八代亜紀さんの遺産相続に関する問題です。八代さんと増田氏の間には子供がおらず、かつ逝去時点で二人は法律上の夫婦ではありませんでした。民法の規定上、離婚した元配偶者には法定相続権が一切発生しません。
八代さんが遺した個人資産、都内の不動産、箱根のアトリエ、絵画作品の著作権、そして数々のヒット曲に関する諸権利について、増田氏が相続人として権利を主張できる法的根拠は存在しないのが事実です。遺産管理や知的財産権の承継は、八代さんの実務を引き継いだ新会社および親族の手によって法的手続きが厳格に進められており、元夫による介入や金銭トラブルといった事実は一切報告されていません。