「脚やせのためにスクワットに励んでいるのに、スキニーパンツがきつくなった」という悩みの根底には、明確な身体の使い方のエラーが存在します。スクワットで足が太くなる原因と対策を検証するうえで、まず理解すべきは刺激が入るターゲット筋の違いです。
本来、美脚やヒップアップを目的とするスクワットでは、体の中で最も大きな筋肉群である大臀筋(お尻)やハムストリングス(裏もも)を主動筋として動かす必要があります。しかし、運動習慣の浅い方や関節の柔軟性が不足している方の多くは、無意識のうちに太もも前側の大腿四頭筋ばかりを使って身体を支えてしまっています。これが、多くのダイエッターを悩ませるスクワット前ももが張る理由の正体です。
ネット上では「スクワットをすると筋肉が肥大して足が太くなる」という言説が散見されますが、スクワット筋肉太りの真相は単純な筋肥大だけではありません。高重量を扱わない自重トレーニングであっても、誤った負荷によって大腿四頭筋が常に筋緊張(過緊張状態)を起こし、局所的な血流不全からむくみや組織のパンプアップが常態化することで、視覚的に脚が太く見えてしまうケースが大半を占めています。