【2026年現地レポ】川西阪急が挑む「脱・百貨店」の未来劇 郊外の暮らしを激変させた“街の食卓と広場”を詳しくリサーチ! 読者が気になる 重要ポイントを分かりやすく展開します。

郊外型百貨店を長年苦しめてきたのが、婦人服を中心とするアパレルフロアの不振だ。川西阪急はこの課題に対し、大胆なスペースの再構築で答えた。過剰だった洋服のハンガーラックを大幅に削減し、そこに現れたのは、誰もが自由に過ごせるパブリックスペース「コミュニティ・サロン」だ。

ここでは連日、地元のクリエイターによるワークショップや、管理栄養士による食育セミナーが開催される。商品が並んでいないスペースにこそ、人が集まる。何も買わずに本を読んだり、ノートパソコンを開いて仕事をしたりする人の姿も珍しくない。「売り場を減らすと売上が落ちる」という流通界のタブーを破り、滞在時間を延ばすことで館全体の回遊性と顧客満足度を引き上げる戦略が、見事な結実を見せている。