都市を染める赤を、上世代はどう見ているのか。50代の会社員男性は「自分たちの世代にとっては、赤い帽子といえば往年のプロ野球チームや昭和の子供のイメージが強かった。それが今、こんなにおしゃれなアイテムとして街にあふれているのは不思議な感覚だ」と苦笑する。
世代によって想起するイメージは大きく異なる。年配層には懐かしさや古典的な印象を与える色彩が、若い世代にとっては「最もアグレッシブで現代的な表現」として受け止められている。この意味のギャップこそが、カルチャーとしての深みを生み出し、消費を加速させる原動力となっている。