水面下で蠢く不正を暴く調査報道のメスが入るいま、日本のエンタメビジネスは歴史的な分岐点に立たされている。問われているのは、単なる個人の不正追及ではない。不透明な商慣習に依存し、契約の近代化を怠ってきた業界全体の構造的怠慢そのものだ。
海外のように、エージェント、マネージャー、弁護士の役割を明確に分業化し、すべての報酬フローをガラス張りにする契約システムの構築が急務となっている。誰がいくらのギャラで動き、制作費の何パーセントがどこへ支払われたのか。透明性の確保なくして、世界市場と対等に渡り合うことは不可能だ。
崩壊の危機に瀕する旧体制と、無法地帯と化した新たなフロンティア。その狭間で生じた歪みを解消しない限り、日本の映像文化が真の成熟を迎えることはない。 (出典: 裏 引き(Yahoo!ニュース))
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