サイヤング賞を語るうえで、投手として再びマウンドに戻ってきた大谷翔平の存在を外すわけにはいかない。右肘の手術とリハビリを乗り越え、再び投打の「二刀流」としてフル回転を見せる背番号17は、登板ごとに圧巻の奪三振ショーを繰り広げている。
指名打者(DH)として連日ホームランを叩き込みながら、中5日や中6日のマウンドで相手打線を封じ込める姿は、現代野球の限界を軽々と超越している。イニング数の管理という制限はあるものの、登板した試合で見せる圧倒的な支配力と防御率の低さは、記者たちの投票行動に極めて大きなインパクトを与えており、彼がサイヤング賞の票を集める光景は現実味を帯びている。