だが、華やかな観光地としての側面だけでこの場所を語ることはできない。ゲートの向こう側に広がるのは、依然として極東最大級のアジア防衛の拠点だ。2026年の緊迫する東アジア情勢を反映し、基地の警戒レベルに応じてゲート前の空気感は一瞬で一変する。
大型の軍用車両や重装備の歩兵を乗せたトラックがゲートを通過するたび、周囲の観光客は息をのむようにカメラを向ける。その横を、地元の子どもたちが通学路としてごく普通に自転車で通り過ぎていく。日常と非日常、平和と軍事活動が背中合わせに存在する沖縄独特の風景が、ここでは剥き出しのまま提示されている。