近年のライフスタイルの変化に伴い、新たな悪化要因もクローズアップされている。長時間のスクリーンタイムによるブルーライトの照射や、デスクワーク中の姿勢悪化に伴う自律神経の乱れは、交感神経を過剰に刺激して皮脂の質を変化させることが分かってきた。これが近年注目される「デジタルストレス皮脂」と呼ばれる現象だ。
さらに、大気中に漂う微小粒子状物質(PM2.5)や花粉などの環境ストレス物質が肌表面の脂質と結びつくことで、過酸化脂質が生成され、毛穴の炎症を加速させる。室内外の温度差やエアコンによる乾燥も重なり、現代人の皮膚環境はこれまで以上に過酷な状況に晒されている。単なるスキンケアの範囲を超えた、包括的な環境防衛策が求められる時代だ。