一人で新幹線に乗る際、最も優先すべきは「他人に干渉されず、自らの空間を維持できるか」だ。一般的に一人客へ推奨されるのは、2人掛け座席の窓側であるE席(普通車の場合)。壁側に寄りかかることができ、通路を歩く乗客やワゴン販売の気配を気にせず過ごせる利点がある。
しかし、単に窓側を選べば万全というわけではない。静かさを追求するなら、車両の中央付近が狙い目となる。客室の前後にある自動ドア付近は、乗降客の行き来やデッキからの雑音が入りやすく、落ち着かないことが多い。また、電源コンセントの有無や配置も作業環境を劇的に左右する。従来の車両では壁際や最前後列に集中していたコンセントも、選択する車両によっては全席配置へと進化を遂げている。走行音や他人の視線を遮り、スマートに充電をこなしながら自分の世界に没頭する。これこそが失敗しない座席選びの骨格だ。