もし1ヶ月を過ぎても凹みが改善しない場合、どのような選択肢があるのだろうか。2026年現在の美容医療現場では、切開を伴わない高度な修正アプローチが確立されている。
代表的な修復術の一つが、高精度なヒアルロン酸注入や微細なサブシジョン(組織剥離術)の組み合わせだ。凹んでいる部分の真下に極小のヒアルロン酸を緻密に注入し、内側から皮膚を持ち上げて凹凸をフラットに整える。最近では、持続性と組織馴染みに優れた次世代型フィラーを用いることで、糸の引き上げ力を阻害せずに自然な仕上がりを取り戻す手法が主流となっている。
さらに、症状が初期であれば、超音波治療器(HIFU)や高周波(RF)機器を用いて糸の固定力を適度に緩和させたり、温熱作用でコグの引っかかりを緩めるアプローチも選択される。万が一、糸が極めて浅い位置で固着している場合は、専用の微小器具を用いて糸を切断・除去する処置が行われることもある。