40代の若さで少将に昇進した当時、国内外のメディアはこれを過剰な優遇策として報じた。軍事的な実務能力ではなく、血統だけが評価された人事であるとの冷ややかな視線は根強く残る。国際政治ジャーナリズムの分析でも、彼が党や軍の実権を握った事実は一度もないと結論付けられている。
実権なき「客客たる飾り」。それが冷酷な現実だ。習近平主導の反腐敗運動によって数々の軍高官が失脚する中、彼が無傷でいられた理由は皮肉にもその「政治的無害さ」にあった。権力闘争の苛烈な暴風雨をくぐり抜けたのは、巧みな政治手腕ではなく、政治的中立を守り続けた副産物に過ぎない。