フロアを揺らす重低音のBGMと、割れんばかりの歓声。バレーボールV.LEAGUEに所属する岡山シーガルズや、バスケットボールB3.LEAGUEでしのぎを削るトライフープ岡山のホームゲームが開催される日、館内の空気は一変する。観客席とコートの距離が極めて近く設計されているため、選手たちの激しい息遣いやシューズがフロアをグリップする摩擦音までが生々しく耳に届く。
観客席の傾斜角度や照明設計にも細やかな配慮が施されており、どの座席からでも死角なしにダイナミックな攻防を堪能できるのが特徴だ。地域の子どもたちがプロの超絶技巧を間近で目撃し、目を輝かせる。一流アスリートの戦いを日常の手が届く距離で体感できる贅沢こそ、この施設が地域にもたらした最大の財産といえるだろう。