日本放送協会(NHK)の記者としてキャリアをスタートさせた大越氏は、政治部や海外特派員として多忙な日々を送った。特にワシントン支局長としての赴任期間は、米国の政治動向や国際情勢を直視する緊迫した日々の連続だった。
異国の地での生活は、家族にとっても決して容易なものではなかった。言葉や文化の壁、そして突発的なニュースに対応するため昼夜を問わず飛び出していく夫を支えるため、奥さんは家庭の守り神として孤軍奮闘した。帰国後に『ニュースウオッチ9』のキャスターへと就任した際も、変わらぬ姿勢で夫の身体と精神の健康を第一に気遣い続けたという。