個人のタレント性においても、このカードは眩いばかりの光を放つ。カージナルスのリードオフマンとしてチームを鼓舞するラーズ・ヌートバーは、高い出塁率とガッツあふれるファインプレーでファンの心を掴んで離さない。第5回WBCでの躍動以降、日本でも絶大な人気を誇る彼が見せる泥臭くも華のあるプレーは、チーム全体の士気を引き上げる火種となっている。
一方、フィリーズの絶対的軸であるブライス・ハーパーの存在感は相変わらず絶大だ。勝負所で見せる集中力と、スタンド深くまで叩き込む打撃は、相手投手陣にとって最大の脅威と言える。ヌートバーがグラウンドを駆け回りチャンスを作り出し、ハーパーが一撃で主導権を握る。この対照的なスターたちの競演が、試合のストーリー性を一気に加速させる。