「ケンタウロス」というギリシャ神話の半人半馬に由来する通称は、SNS上で急速に拡散し、一般にも広く知られるようになった。学術的な正式名称はオミクロン株の亜系統「BA.2.75」である。従来のBA.2系統と比較して、スパイクタンパク質に多くの変異を有しており、これが感染力の強さや免疫をすり抜ける力に関係していると考えられている。
世界保健機関(WHO)をはじめとする国際的な保健機関は、この株の発生当初から動向を注視してきた。テドロス・アダノム事務局長は会見で、新たな変異株の監視体制を維持することの重要性を繰り返し強調。日本国内においても、既存の免疫を回避して広がる可能性が指摘され、慎重なモニタリングが続けられてきた。