キャットストリート沿いを見渡せば、現在の原宿古着シーンの多様性が一目でわかる。洗練された内装の大型セレクト型古着店が整然とトレンドアイテムを提案する傍ら、一本入った狭い路地には、オーナーの個性が爆発した隠れ家的なショップがひっそりと佇む。
大型店舗では、状態の良いハイブランドのユーズド品や、綺麗めに着こなせるユーロヴィンテージが整然と並び、古着初心者でも入りやすい雰囲気がつくられている。対照的に、路地裏の看板すらないショップには、ミリタリーのデッドストックや実験的なリメイクウェアなど、マニア垂涎の逸品がひしめく。この極端な二層構造が同居し、グラデーションをなしていることこそが、原宿という街の底力だ。