背景には、外食産業を囲む環境の変化も透けて見える。人手不足による飲食店営業時間の短縮や、外食時の席料・ドリンク代を含めたトータルコストの上昇。それらと比較したとき、1人前2,000円前後のプレミアム釜飯は、極めてコスパの高い「満たされる選択肢」となる。
「わざわざ服を着替えて居酒屋に行かなくても、家で一番搾りのビールをあけ、極上の釜飯をつつく方が遥かに豊かだ」。こうした30代〜50代を中心とする実質主義な消費者の本音が、市場の拡大を後押しする。家飲み文化の定着と贅沢感の追求が見事に交差した結果と言えるだろう。