広大な原生林での消火活動は、従来の消防車や水汲みヘリだけでは全く歯が立たない。そこで2026年の最前線では、次世代の宇宙・AI技術を駆使した最新の防除作戦が投入されている。軌道上の観測衛星群が熱源をリアルタイムで検知し、AIが風向と気流を予測して延焼ルートを即座に割り出す仕組みだ。
さらに、自律飛行型の大型耐熱ドローン群が夜間の消火剤散布を担い、地上部隊の危険を最小限に抑える試みが進む。しかし、自然の猛威は現代のテクノロジーをも容易に凌駕する。風速毎時60キロを超える強風下ではドローンも飛行不能となり、火の粉が数キロ先まで飛び火する「飛火(とびひ)」現象を防ぎきることは困難を極めている。