華やかな表舞台の一方で、彼女の人生を深く支え続けたのが、元レーシングドライバーであり実業家の夫・式場壮吉氏の存在だった。異国での過酷な芸能活動、時に巻き起こるカルチャーショックや孤立感。そうした嵐のような日々の中で、式場氏は最も理解あるパートナーとして彼女を温かく包み込んだ。
二人の強い絆は、彼女の表現力にさらなる奥行きと包容力を与えた。夫の没後も、彼と共に過ごした時間と愛の記憶は、彼女の歌声の根底に流れる優しさと強さの源泉となっている。孤独を恐れず、愛を惜しまない生き様こそが、歌に魂を吹き込む最大の要素であった。