神保町の夜は思いのほか早い。多くの古書店やカフェが8時にはシャッターを下ろす中、赤い看板の灯りは深夜まで街を明るく照らす。かつて残業続きのビジネスパーソンや深夜まで議論を交わした学生たちの憩いの場だった空間は、いまや夜のカルチャー発信地としての顔も併せ持つ。
ニラレバ炒め、チャーハン、カレー炒飯。どの皿もボリューム満点で、盛り付けに気取った様子は一切ない。深夜の背徳感とともに味わう熱々の料理は、一日の疲労を爽快に吹き飛ばしてくれる。夜食文化の価値が全国的に再評価される2026年において、その存在感は増すばかりだ。