一時の空前のブームを経て、サウナは一発のトレンドから「日常のコンディショニング習慣」へと定着した。それに伴い、施設のサウナ設備に対するこだわりも極限まで高まっている。
チラー(冷却装置)を導入して常に15度以下に保たれた深水風呂や、地下水を汲み上げた柔らかな肌触りのシングル水風呂(10度未満)は、サウナ愛好家を引き寄せる強力な磁石だ。定期的なオートロウリュやプロのアウフグース(熱波師)によるパフォーマンスイベントなど、五感を刺激する工夫が各所で凝らされている。外気浴スペースにずらりと並んだインフィニティチェアで風に吹かれる瞬間、脳内のノイズは一瞬で消え去る。