品川に集積するIT企業や外資系コンサルティングファームの足元で、異例の光景が日常化している。スマートフォンやラップトップを鞄にしまい、ただベンチで目を閉じるビジネスパーソンの姿だ。
背景には、企業側が従業員のメンタルヘルス対策として屋外の瞑想エリアや自然光が差し込むリフレッシュラウンジを意図的に活用し始めた事情がある。ある大手通信会社のHR担当者は「以前は喫煙所やカフェが息抜きの場だったが、いまや屋外の静寂空間こそが最高のクリエイティブ・ゾーン。短時間で集中力を取り戻すための瞑想習慣が、社員のパフォーマンス向上に直結している」と指摘する。