90分間で決着がつかなければ延長戦、そして過酷なPK戦へ。リーグ戦とは異なるノックアウトトーナメント独特の緊迫感が、ピッチ上に異様な熱気をもたらす。イングランドサッカー協会の伝統が息づくこの大会では、カテゴリーの壁など存在しないかのようだ。
格下クラブがホームの熱狂を背にビッグクラブを追い詰める光景は、まさにカップの魔力。ファイナルが開催される聖地ウェンブリー・スタジアムの芝を踏むことができるのは、激闘を勝ち抜いたわずか2チームのみ。一瞬の油断が即敗退に直結する緊張感のなか、今季も名勝負が続出している。