中川や綾瀬川といった河川に囲まれた地理的条件を持つ八潮市にとって、防災機能の強化は悲願だった。2024年に完成した本庁舎は、建物自体が地震の揺れを吸収する免震構造を採用。首都直下地震をはじめとする大減災時にも行政機能を維持できる堅牢さを誇る。
さらに水害対策も万全だ。万が一の越水に備え、電気設備や非常用発電機はすべて上層階へ配置。災害発生時には敷地全体が救援物資の集積や広域支援を受け入れる防衛拠点へと速やかに切り替わる。ハードとソフトの両面で練り上げられたBCP(事業継続計画)が、市民に絶大な安心感を与えている。