甲子園の歴史において、ルーキーの活躍が伝説として語り継がれる例は少なくない。1983年の夏、桑田真澄は1年生ながらマウンドで異彩を放ち、チームを全国制覇へと導いた。その冷静沈着なマウンド裁きと、打撃でも魅せたセンスは、甲子園における「1年生エース」の代名詞となった。
また、2015年夏にフィーバーを巻き起こした清宮幸太郎の記憶も新しい。圧倒的な圧迫感を跳ね返し、1年生最多タイとなる大会2本塁打を放った彼のバッティングは、まさに歴史が動いた瞬間だった。彼らに共通しているのは、大舞台になればなるほど研ぎ澄まされる、常人離れした集中力である。