金属製だけでなく、肌に優しいとされるシリコンキャッチにも固有の落とし穴が存在します。シリコン素材は経年劣化や体温・皮脂の影響によって徐々に硬化し、弾力性を失う性質を持っています。
硬化したシリコンは軸に強く固着しやすく、強引に引っ張るとシリコン自体がちぎれて軸に残ってしまうトラブルに繋がります。一方で、金属製留め具の場合は金属アレルギーによる組織の反応に注意が必要です。微量のアレルギー反応によって分泌された体液が乾燥して固まると、留め具と皮膚を結合させてしまいます。赤みや痒み、局所的な熱感を伴っている場合は、単なる物理的な固着ではなくアレルギー性皮膚炎が併発している可能性を疑う必要があります。